大根は、年間を通して産地を変え、また季節により品種を変えて生産することで、1年中スーパーで手に入れることができますが、大根の旬は “秋から冬” です。
旬の大根はみずみずしく甘みが増すため、煮物やサラダや漬物などに向いています。
逆に春から夏の大根は、辛味が強くあり、コリコリとした食感があるため、大根おろしや炒め物に向いています。
旬の主な産地は、千葉県、鹿児島県、神奈川県
季節ごとの都道府県別の出荷量をみると、秋冬は千葉県、鹿児島県、神奈川県などが多く、夏は青森県や北海道などの涼しい場所で生産されています。
広く一般的に広まっているのは、宮重(みやしげ)などの青首大根といわれる種類になりますが、全国各地で古くから栽培されている地大根も多数あります。
神奈川の三浦大根、京都の聖護院(しょうごいん)大根、加賀野菜の源助大根、etc…
大根は古くから日本人に親しまれ、よく食べる野菜ですが、様々な種類の大根を食べたことはあるでしょうか。
地大根の特長に合わせた郷土料理もありますので、ぜひその土地の大根を味わってみてくださいね。
美味しい大根の選び方
大根は、次のポイントをおさえて選びましょう。
・色が白く
・硬く張りがある
・みずみずしいもの
・ずっしり重いもの
葉付き大根は、葉が活き活きしているものを選びましょう。
ただし保存するときは、付け根近くから葉を切り落とし、葉と根を分けて保存しましょう。葉付きのまま保存すると、葉の部分からどんどん水分が失われてしまいます。