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冬のほうれん草は甘みが強く栄養価が高い
2022.02.27 おすすめ記事

冬のほうれん草は甘みが強く栄養価が高い


ほうれん草はハウス栽培も盛んで1年を通して手に入る野菜ですが、冬にかけて寒くなるとともに甘味は増していき、また栄養価も1番高くなります。
冬が旬のほうれん草、この時季は露地栽培ものが特に甘みが強く味が濃いため、おすすめです。

主な産地は、埼玉県、群馬県、千葉県

2020年のほうれん草の生産量の都道府県ランキングでは、1位埼玉県(全体の約11.8%)、2位群馬県(約11.6%)、3位千葉県(約10%)となります。47都道府県のなか、33の地域で生産され、関東地方や九州地方(宮崎、福岡)での生産が盛んです。同年の日本の総生産量は約19.3万トンでしたが、中国の生産量は圧倒的で、2500万トン以上作っていて世界の総生産量の90%以上を占めてます。
参考データ:農林水産省「作物統計調査」(2020年)

スーパーなどでよく見かける種類

ほうれん草
葉が薄くギザギザしている“東洋種”と、葉が厚く丸みがある“西洋種”に大きく分けられ、最近では東洋種と西洋種を掛け合わせた“交配種”が一般的に出回っています。交配種は、東洋種のやわらかい甘みと西洋種の害虫や病気に強い特長を取り入れています。

ちぢみほうれん草
寒じめ栽培という寒気にあてて育てるほうれん草。寒さから身を守るため葉の表面が縮みます。葉が厚くなり、寒さに耐えるために葉の表面が縮れそこへ多くの糖分を蓄えるため、甘みの強いほうれん草になります。アクが少なくおひたしにオススメです。

サラダほうれん草
生で食べられるように改良された、アクの少ないほうれん草です。そのまま食べられるように、茎は細く、葉はやわらかい食感です。

赤軸ほうれん草
赤い茎が特徴の生食用ほうれん草で、サラダなどの彩りによく使われています。
若採りして、ベビーリーフミックスによく入っています。

美味しいほうれん草の選び方

 ・葉先がピンとしていて肉厚なもの
 ・葉の緑色が濃いもの
 ・根元の赤みが鮮やかなもの

冬のほうれん草は、特に露地栽培ものを選ぶことをオススメします。より甘みが強く味が濃いからです。
露地栽培ものの特徴は、茎が太くて根元から葉までが比較的短く、ずんぐりしていて、葉と茎は緑色が濃く、根元が太く赤みが強いものです。

保存するポイント

冷蔵庫で保存する時は、乾燥しないように湿らせた新聞紙などで包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
冷凍するなら、約1か月保存ができます。生のままでも冷凍できますが、下茹でしてから冷凍する方がえぐみが減りより甘みを感じるので、下茹で冷凍方法についてご紹介します。まず、ほうれん草を水で洗い、根元の土をよく洗い落とします。熱湯に少々塩を加え、固めに茹でたら、冷水(できれば氷水)にさらして色止めします。水気をしっかり絞った後3~4cmくらいに切ります。使い切れる量に小分けしてラップで包み、冷凍用保存袋へ入れ、冷凍しましょう。加熱調理する時は、冷凍のまま使います。おひたしなどにする時は、冷蔵庫で解凍してください。