物忘れは迷信?茗荷
暑い夏にさわやかな香りとシャキッとした食感で涼を届けてくれる香味野菜。本州から沖縄までの日本各地に自生していて野菜として栽培しているのは日本だけです。
江戸(現東京)にも茗荷畑が広がっていました。しかし、明治時代から周辺が宅地化されてその姿はもう残念ながら見られません。 東京都文京区の「茗荷谷」駅や「茗荷坂」と言う名前は茗荷栽培が盛んだった証しですね。
「茗荷を食べると忘れっぽくなる」という言い伝えがありますが、科学的な根拠はありません。
お釈迦様の弟子である周梨槃特(しゅりはんどく)という人が物忘れがひどく、その人のお墓から生えてきたのが茗荷だったことからそのように言われるようになったようです。
おすすめ茗荷レシピ
茗荷の甘酢漬け
材料(作りやすい分量)
みょうが 9個
塩 少々
砂糖 大さじ6
水 1カップ
米酢 ½カップ
作り方
1.みょうがは汚れた部分を取り、縦半分に切り、沸とうした湯でサッとゆで、ザルにあげて塩を振る。
2.砂糖、水、米酢を混ぜ合わせて冷ましたみょうがを最低1晩漬ける。