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アスパラガスの旬は春
2022.05.02 おすすめ記事

アスパラガスの旬は春

普段私たちが食べているアスパラガスは、土から顔を出した若い茎の部分。これを収穫せずに放っておくと、成長して細い葉のようなものがたくさん出てきます。葉のように見えるものは偽葉と呼ばれる茎で、葉に代わって光合成をします。葉はどこにあるのかというと、はかまと呼ばれる三角形の部分。本来の葉は退化してあのような形になっています。

グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの特徴

グリーンアスパラガスは、土より上で育ち、陽が当たって葉緑素ができることによって緑色になります。
ホワイトアスパラガスは、土を盛って日光を当てないで育てる栽培方法をとります。日光が当たらないことにより葉緑素が作られないため白いまま育ちます。陽に当たらなかった分青臭さがなくなり、柔らかく、甘みがあるのが特徴です。

アスパラガスの旬は春

アスパラガスはハウス栽培なども行われるため通年出回っていますが、旬の時期は春。グリーンアスパラガスはハウス栽培のものが先に旬を迎え、露地栽培のアスパラガスは5月中旬から6月頃が旬、ホワイトアスパラガスの旬は4月下旬~6月中旬頃です。それぞれ、出始めのものが甘みが強くておいしいと言われています。

アスパラガスの茎は、春の初めのまだ寒さが残る時期に土から出てきます。寒さで擬葉が枯れないように、葉がぴったり付いて守っています。特に、最初に冷たい空気に触れる先端は、葉を何層も重ねて守っています。

アスパラガスの主な産地は、北海道、佐賀県、熊本県

作物統計(2020年)より、アスパラガスの生産量をランキングすると1位北海道、2位佐賀県、3位熊本県でした。北海道は不動の1位ですが、2~4位は佐賀県と熊本県、長野県で争っています。

また、日本で流通しているアスパラガスの約4分の1が輸入物で、アスパラガスはメキシコやオーストラリア、ペルーなどから輸入していています。

アスパラガスの選び方

 色が濃いもの

 茎が太くまっすぐ張りがあるもの

 穂先は程よくしまっているもの

 切り口がみずみずしく乾燥していないもの

 ハカマの形が正三角形の物が生育状態が良い

 同じ大きさであれば重みがあるものの方が良い

新鮮であればあるほどアスパラガスは柔らかくて美味しいので、買ってきたらすぐに食べることをおすすめします。
調理する時は、根元の皮が硬い場合は、削ぎ落とします。アスパラガスは先端にいくほど柔らかいので、茹でる場合は、塩をひとつまみ入れたたっぷりの湯に、根元からゆっくり入れると全体が均一に茹であがります。

アスパラガスの保存方法

アスパラガスを冷蔵保存する場合は、キッチンペーパーで包みポリ袋に入れて口を閉じたあと、立てて野菜室に保存します。保存期間の目安は2〜3日ほどです。

レシピ

Food Libralyでご紹介しているレシピはこちら↓
アスパラガスと生ハムの春巻


参考:農林水産省「作物統計」(2020年)