12月に入り、随分寒くなってきました。年末年始に向けて慌ただしくなってきましたね。これから、クリスマスや年末年始などイベントが多くなると、食べたり飲んだりする機会が増え、生活リズムが崩れやすくなる時期です。年明け早々に体重計にのると、「食べすぎた」「飲みすぎた」と反省することはないでしょうか?今回は、年末年始の過ごし方についてお伝えします。
生活リズムを大切に!
年末というのはなんだか忙しく食事を抜いてしまったり、お正月はいつまでも寝ていてダラダラと過ごす、そんな感じで生活のリズムが不規則になりやすくなる時期です。生活リズムが崩れ、体を動かすことが少なくなる。食事を抜く。だらだら食べ続けるなどこのようなことをしていると、体は栄養を溜め込みやすくなります。そして、年末年始の食べ物というのは高カロリーなものが多くあります。ですので、摂取カロリーが高くなる傾向にあるので、消費カロリーとのバランスを意識することが大切です。規則正しく3食しっかり食べる、そして運動も心がける。楽しむ時は楽しむ!気をつける時は気をつける!このメリハリが大事です!
カロリーが多い食べ物の誘惑に注意!
クリスマスはケーキや豪華な美味しい料理、お正月にはおせち料理など、色々な料理を味わう機会が多いです。「ピザだけ、おもちだけ・・・」これでは栄養バランスが偏ってしまいますね。また、おせち料理は、冷蔵庫がない時代にお正月三が日に主婦が台所に立たなくても済むように、塩分や糖分を濃くして日持ちするように作られています。そのため、実はカロリーや塩分が高いものが多いです。食べ過ぎないポイントは、美味しいものを少しずつ、そして栄養バランスを考えましょう。カロリーを多めにとってしまった時には、野菜や魚、肉などがたっぷり入った鍋料理などはいかがでしょうか?
アルコールはほどほどに!
楽しい時ほどお酒はどんどん進んでしまいがち。ついつい飲みすぎてしまい、後悔することはないでしょうか?お酒はカロリーも高い上に、食事やおつまみも進みます。気をつける事は、飲む量を決めること、おつまみはサラダや枝豆、湯豆腐などヘルシーな物にする、また休肝日を設けるなどの工夫も大切です。何事もほどほどに・・・です。
「ながら食べ」していませんか?
テレビを見ながら、雑誌を見ながらの食事はしていませんか?年末年始に限らず、テレビや雑誌をみながら食事をすると、そちらに集中してしまうため、気がつかないうちに食べる量が増えています。また、食事をあまり噛まずに食べている可能性があり、噛まないで食べることで満腹中枢が刺激されづらくなり、食べる量がどんどん増えてきてしまいます。なるべく食べることに集中して、ゆっくりよく噛んで食べるようにしましょう。食べることに集中することで、五感で味わうことができます。食材そのものの味を感じる。見た目の彩りや盛り付けを感じる。美味しそうな匂いを感じる。歯応え、温度、喉越しを感じる。料理の炒める音、噛んだ時の音などを感じる。色々なことを感じて食べることで、食事を楽しむことができますよ。
こまめに体を動かしてみましょう
特にお正月は寒いことやお休みだからと言って家に閉じこもり運動不足に・・・。散歩や買い物などで外に出かけることや家の中でこまめに体を動かす、筋トレをしてみる、YouTubeをみてエクササイズをしてみる、などと体を動かす機会を作りましょう。カロリー消費にもつながりますし、気持ちも爽やかになりますよ!
大量買い、果物の箱買いをしたら量を決めて
お正月となると、長いお休みということで、食材を大量買いや果物の箱買いをすることが多いですね。お安く食材が手に入るという利点はありますが、食材が家にあるということで、量をセーブできずに食べすぎてしまう原因に。多く買った場合は、量を決めて食べるようにしましょう。例えば、「みかんは1日1個」というように決めると良いですね。
師走に入り、みなさん慌ただしい毎日を送っていると思います。体調にはくれぐれも気をつけてください。また、年末年始はお休みに入る方は多いと思いますが、ゆっくりした時間やイベントも楽しみながら今回のポイントを取り入れてみてくださいね。
ライター:山下 真澄
管理栄養士|日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士|
食育インストラクター|一級惣菜管理士|調理師