食感、甘み、苦味が 魅力のお洒落な和食材、百合根
百合根はその名の通り、百合の根っこ。ヨーロッパの人達は百合の花が大好きなので、「百合の根を食べる」と言うとびっくりしますが、ヤマユリ、コオニユリ、オニユリの球根だけです。その他の百合の根は苦くて食べられません。大きな百合根を作るには大変な時間と手間がかかります。収穫までは3年かかり、その間ずーっと蕾を取って、病気にならないように気をつけています。収穫時も傷つけないよう1個ずつ丁寧に掘り出してオガクズに詰めて出荷します。また百合根には少々の粘りがありますが、これはこんにゃくと同じ食物繊維のグルコマンナンによるもので、便秘予防に効果があり、多くの有害物質を体の外へ出してくれる頼もしい野菜です。
おすすめ百合根レシピ
百合根あんかけ茶碗蒸し
材料(材料4人分)
卵 3個
だし汁 480ml
うす口しょうゆ 小さじ1
みりん 小さじ1
塩 少々
・百合根あんかけ
百合根 50g
だし汁 1カップ
うす口しょうゆ 小さじ1
塩 小さじ1/4
酒 少々 水溶き片栗粉 大さじ1
作り方
1.ボウルに卵を割りほぐし、だし汁、うす口しょうゆ、みりん、塩を入れて混ぜ、目の細かいザルなどでこす。
2.器に1を入れ、蒸気の上がった蒸し器に入れ、強火で3分ほど蒸し、フタを少しずらして弱火で10分ほど、竹串で刺して透明な汁がでてくるまで蒸す。
3.百合根は1枚ずつはがして熱湯でサッとゆでる。
4.鍋にだし汁、うす口しょうゆ、塩、酒、3を入れてひと煮立ちさせ、水溶き片栗粉でとろみをつける。
5.2の茶碗蒸しに4をかける。