力がつく縁起物野菜、慈姑
その姿から芽(目)がでるを重ね、縁起物としておせち料理には欠かせない慈姑。中国が原産で青慈姑、白慈姑、大阪で少量栽培されている吹田慈姑などがあります。一般的に慈姑と呼ばれているのが、青慈姑でほっこりとした食感が特徴です。中国料理や水煮の缶詰で出回っているしゃきしゃきとした食感の慈姑は黒慈姑で日本のものとは別の植物の球根です。「しゅうとめをいつくしむ」と書いて慈姑。古代中国では慈姑が滋養強壮に効き、長寿の食材として考えられていました。この季節でしか味わえないおいしさを是非楽しんでみてはいかがでしょうか。
慈姑のうま煮
材料(4人分)
慈姑 12個
米のとぎ汁 適量
だし汁 2.1/2カップ
酒 大さじ2
砂糖 大さじ2
みりん 大さじ2
うす口しょうゆ 大さじ4
作り方
1.慈姑は下の部分を切り落とし、芽は折れないように少し残して切り落とし、形よくむく。
2.鍋に1、米のとぎ汁を入れて柔らかくなるまでゆでてザルに上げ、水で洗う。
3.鍋にだし汁、酒、砂糖、みりん、うす口しょうゆ、2を入れ、煮立ったら落とし蓋をし、中火で10分ほど煮、火を止めてそのまま置いて味をふくませる。
4.3を再び温め、器に盛りつける。