日本の食の未来を担う
生徒の学びに最適な資格です
全国農業高等学校校長協会 前理事長
(東京都立園芸高等学校長) 並川 直人 さん
食の検定は、農業系高校の生徒が身に付けた知識や技術、技能を多角的に評価し、顕彰していく「アグリマイスター顕彰制度」の加点対象となっている資格です。
IT化やAIの普及、気候変動・少子高齢化の問題など、急速に変化する現代社会のなかで、農業人材にも主体的に学び、アウトプットしていく力が求められています。学校で学ぶ授業や実習だけでなく、さまざまな資格やコンクールに挑戦し、研さんしていってほしい。アグリマイスター制度は2015(平成27)年、このような目的のもとに作られました。
それだけに、どのような資格やコンクールなどをアグリマイスターの加点対象とするかは重要な課題でした。食の検定は、農の知識はもちろんのこと、栄養学や調理学、指導者になるための知識など、幅広く学ぶことができます。これからの日本の農業、食卓を守っていく農業人材を育てていくために必要不可欠な学びだと考えています。
カラダの内から「美」と「健康」を
ドクターリセラ株式会社渡辺 光男 さん
ドクターリセラ株式会社は、化粧品、美容機器の企画開発・卸販売、食品の企画開発・製造販売、和食レストラン運営、農業生産などの事業を行う会社です。企業名Dr.recellaの中にある 「re=再生 cell=細胞」は、“新しい美肌を育む”この考えを理念としています。
昨今、医療技術が向上しているにもかかわらず、がんや生活習慣病の患者数は増加の一途をたどっています。その要因の一つとして「食」の変化があげられます。私たちがお届けする商品は、私たち自身の家族や子供、そして大切な人にも安心してすすめられる食をつくりたいとの想いから生まれています。その想いを具現化する上で、食について学ぶことが大切であると考えます。
「食の検定」を通し食や農業に関する知識を身に付けることで、自社商品を企画・開発する上でプラスとなると考えます。その商品を通して人々の内からの美と健康の輪を広げて参ります。
「食」の切り口で幅広く知識が学べる!
食の基礎が身に付く教科書
一般社団法人 全国料理教室協会
代表 麻生 怜菜さん(食農2級取得者)
全国料理教室協会は、料理教室の先生達が気軽に情報交換し、イベントや勉強会に参加できることを目的に、2018年に設立した団体です。
食に関する仕事を始めるにあたって、巡り合ったのが食の検定でした。当時は、料理もあまりしない、食の知識もない、食べることは毎日の事なのに、ぼんやりと、野菜は食べた方が良いよね、カロリーは低い方が良いのかな、くらいの認識でしかありませんでした。食の検定のテキストは、普段の生活に身近な食の知識が、わかりやすくまとめられていて、取り入れたいネタがたくさん散らばっていたのを覚えています。学ぶ情報が整理されて、現在の講師業の土台になったと思っています。検索すれば多くの情報が出てくる現代の中で、どの部分に関心を持つのか、どう取捨選択するかにも、まずは最低限の知識が必要だと感じることがあります。
全国料理教室協会でも、食の知識の基礎の定着として食の検定が適切だと思い、賛助会員になりました。講師養成講座などのひとつに、この食の検定を組み込んでいけたら良いなと思っています。
今日よりも「健康」で、
ちょっと「いい」明日へ
ウェルネス・コーチ株式会社
代表取締役社長 兼 CEO 下澤 洋昭 さん
24時間年中無休のフィットネスクラブ「エニタイムフィットネス」を、大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・広島県で41店舗を運営しています。健康的な身体づくりには「効果的なトレーニング」に加えて「バランスのよい食事」が不可欠です。私たちの身体は食べたもので形成されています。栄養価の高く、エネルギー効率がよい食物を摂取できるように「食」の知識を深めることはフィットネスクラブに関わるスタッフには欠かせない事と考えます。
フィットネスクラブの会員の方々の健康維持増進のため、「食の検定」を通じて、『正しい食事の摂取方法』や『「食」の安全性』について学んでいきたいと考えています。
経営の要である “人財” 育成に
「食の検定」は役立ちます
株式会社せんにち 常務取締役伊藤 透 さん
当社は玉子焼きとあんこの製造販売をしている食品会社です。創業は昭和 23年。70年以上にわたって大切にしてきたのは、食品会社として欠くことができない安心・安全の提供と、手作りにこだわり、「また食べたい」と思っていただくための、真心こめた商品づくりです。
食品業界を取り巻く経営環境は、原材料の値上がりや働き方改革への対応など、課題が山積しています。このような時代だからこそ、“人財” 育成こそが、経営の要だと考えています。
食の検定は、食や農の知識を学びことができ、業務に役立つだけでなく、社員の健康管理にもつなげていける資格です。社員自身が豊かな食生活を送り、健康であること。それは食を通じて価値を提供していく食品会社の必須条件ともいえるでしょう。「食の検定」のテキストは、そのための最適な教材として役立てていきたいと思っています。